ピル服用でがん発症率が低い

今日はお休みを頂いて、年に1回の婦人科腫瘍学会研修会に出席してきました。
手術や抗がん剤治療からは遠ざかりましたが、自分の紹介した患者さんの受ける治療についてはアップデートを心がけています。

さて、以前からピルを服用している方にいくつかの癌の発症が少ないことが知られていますが、本日も整理したデータが示されました。
過去、ピルを服用していた人に、
・卵巣がん、子宮体がん、大腸がんの発症が少ない。
・卵巣がんに関しては、服用期間が長いほど発症率が低い。10年服用していた方は卵巣がん発症リスクが半分となる。
・服用を止めて10~20年後まで、良い影響(卵巣がん発症が少ない)がある。

現在、卵巣がんは早期発見が困難で、治療に苦慮することの多い疾患です。その発症が低くなることの意義はとても大きいものです。

ただ、がんの治療薬ではありませんので、他のメリット・デメリットも併せて総合的な判断が必要と思われます。